【徹底考察】ヒトは、なにゆえ働きたくないのか【セミリタイア】

こんにちは。

 

SNSには書いておりませんでしたが、最近は休暇を使って関東各地の古屋付き土地を見て回っております。

 

自分の中で、二年後に予定されているセミリタイア像が段々鮮明になってきていて、私は、実家でも賃貸でもなく、このタイミングで200万まで位の予算で家(土地)を購入し、エネルギーを含め半自給自足生活できる環境を向こう何年かで整え、セミリタイア後の住処にするという選択を取ることになりそうです。

 

主に、親との関係が良好でないこと、日本の不動産業界やエネルギー業界に依存した生活スタイルに不安を覚えること、結婚をする予定はないこと、ランニングコストを抑えたいといった希望条件を勘案した結果、このような結論に至りました。

 

さて、本題ですが、皆様もあの手この手で回避策を考えているように、背景にはいつも『働きたくない』という普遍的な感情があります。

そこで、今回は『何故人は働きたくないのか』ということをいくつかのパターンに分けて考えてみました。

 

 

 

 

 

①『働く』という行為がそもそも好きじゃない

一般的に、会社員として働いていれば、人生は仕事を中心に設計しなければならない。なぜなら、通常勤務時間は8時間で、睡眠時間を入れれば人生の2/3ほどの容量が食われているからである。

しかも、この勤務時間というのが多くの場合固定されている。私のように慢性的な不眠症を抱えていたり等、気分じゃない時にも働かなくてはいけないというのが、肉体的・精神的に苦痛となる故、働きたくない。

フリーランスにしても、常にそれをマネタイズする必要が出てくる。私はサラリーマンなので多くは語れないが、マネタイズするうちに本来好きなことと乖離するということも、往々にして起こるだろう。同じくらいの銭が稼げるならば、リーマンよりはずっと良いが、それでも根本的な問題が解決したとは言えない。

 

 

②必要性のない仕事だと感じる故、精が出ない

これは、リーマンなら常に頭の中を付きまとう。ケインズの有名な論文に、以下の節があります。

 

余暇が十分にある豊かな時代が来ると考えた時、恐怖心を抱かない国や人はいない。人はみな長年にわたって懸命に努力するようしつけられてきたのであり、楽しむようには育てられていない。特に才能があるわけではない平凡な人間にとって、暇な時間をどう使うのかは恐ろしい問題である。

 

これが一番刺さるのは、『そこそこの教養はあるが、何かに対する情熱がなく、エキスパートでもない』人間(私)だと考えています。

なぜなら、この人達は特に優れた能力がないにも関わらず、世間からは優秀な人間とみられているからだ。落差が大きい分、そのギャップやこれからの生き方について考えておく必要があると強く感じる。

今このような人たちがやっている仕事というのは、必要性のないか、これから必要性がなくなる可能性が高い。

例えば、私は、海外製ソフトウェアのローカライズの仕事をしているが、これもそもそも開発側で日本語を理解している人が最初から日本語で作った方が早いし、私がやっている作業自体が機械翻訳ですべて完遂できる未来は遠かれ近かれやってくる。

こうした時、「あくせく働くべき」と刷り込まれている我々は、途方に暮れてしまう。

 

私の場合、上記の半自給自足を目指し、人間以外のほかの生物同様に、『食料の調達と巣の構築に人生の大半を費やす』という形で回避しようと思っている。

 飯ごうで飯を炊き、川の水で水浴びし、畑の世話をして、薪を拾って、余った時間でゲームをするくらいが丁度良いのである。

 

 

 

③その他

解説の余地がないため箇条書きとさせてもらうが、主に以下のような理由があるだろう。

・住む場所が限定される

・自身の生まれや経歴による、周りの期待値が自身の能力を大きく上回っている

・そもそも人とあまり関わりたくない

・常人よりエネルギーが極端に少なく、8時間も働くのがつらい

 

 

このように、ネガティブなことを言い始めたら枚挙にいとまがない。これを全て取り除くのが、『セミリタイア』という魔法に近い選択肢である。

セミリタイアが難しくても、上記のいずれかを許容する、労働の頻度を上げるなどによってハードルを下げることも可能である。

私のように、原始人みたいにウホウホいいながらメシ食って寝るだけで良い、という幸せの閾値が低い人間なら、尚更だ。

 

P.S.

初島という島でビーチコーミングしてきた。外周たった4キロの小さな島である。謎の『洗濯機』が流れ着いていたので、調べると....

 

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どうやら、グラソンという、ある日系メーカーのラインの『冷凍ストッカー』であるようだ。年式は、調べたが不明だった。港町なので、乱心した漁師さんが捨てたのかもしれない。