期間工をばっくれる。

 

こんにちは。

以前の記事でドヤ顔で資産を公開しましたが、現在株式投資で-70万ほどの損失を出しているアリィと申します。

ピーク時には600万超の資産がありましたが、現在は500万以下まで沈んでいます。

 

私事ですが、現在ソフトウェア関連の会社に務めておりまして、社内でも最低限の役割が持てている状態でございます。

実家暮らし&友達なしという最強コンボのお陰で潤沢な投資資金を毎月確保できている状態です。

外資系なので、今まさに首切られる可能性はあり)

 

しかし、ここまで来るのには本当に紆余曲折がありました。

私は2016卒ですが、既に会社を四回辞めております。

(平均すると、一年に余裕で一回以上辞めている)

 

シンプルに、私は良い従業員ではなかったし、今もそうではございません。

そう、悪い銘柄と良い銘柄あるように。。。。

 

 

 

 

はじめに 

 

 

今回お話するのは、三社目の会社の話です。

時系列化すると、以下の様になります。

 

 

 

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1セルで大体三ヶ月とお考えいただくと、ばっくれた職場は大体9ヶ月勤めていたことがわかると思います。健康なので職務の遂行に必要な能力に問題があったわけでもございませんし、仕事は真面目だったと思います。

 

なぜ、私はばっくれるという最悪の形で退職を迎えることになったのでしょうか?

 

 

辞めるか、辞めないか 

 

そもそも、ここで「辞める」という選択をしなければ「ばっくれる」という結果にたどり着くことはございません。

 

補足説明を加えておくと、期間工とは主に自動車メーカーで働く期間従業員の総称です。

その名の通り3ヶ月ごとに会社と契約し、3年勤めれば満期が来て強制的に退職になります。

 

私は体力もあり、作業を死ぬほど苦痛だと感じたことはあまりありませんでした。

新卒で入った会社の初任給の1.5倍くらいの給料を頂いていたので、このままずっと続けても良いと思っていたくらいです。

 

しかし、いくら人間関係が少ない工場と言っても働いているのは人です。

中には、攻撃的だったり、ヒエラルキーを作りたがったり、無用な活動に精を出す者がいます。

 

あまりネガティブなことを言っても仕方ないので割愛しますが、簡単に言うと私は後工程にいた煽りおじさんに辟易してしまいました。

工程ごとに、作業するエリアというものが決まっているのですが、このおじさんは私の作業領域まで侵入して来る上に、接触するとフィジってくるのです。

 

無為な忍耐に何も意味がないと理解していた私は、この時点で退職を決意しました。

 

 

ばっくれるか、ばっくれないか

 

緊急性を要しない限り、「ばっくれる」という行為はまずあり得ません。今でもそう思います。

それでも私が決行に至ったのは、「搾取される」ということを忌み嫌っているからです。

拍子抜けかもしれませんが、私は事務的には「期間満了で退職」ということで、役割を全うしたことになっています。それでも突然消息を絶ったことには変わりありませんが。

 

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-ある日-

 

私「有給休暇が7日ほど残っているので、退職日前に全て取得したいのですが」

 

班長「それは困るよ。人手が足りていないから」

 

私「それは私には関係ありませんし、つい先日も工程二つも削ったばかりですよね。コストダウンで増えた負担は期間工に押し付けて、私の権利は軽視するのですか」

 

班長「〇〇さん(前に辞めた人)も協力してくれたんだけどねぇ。。。」

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この会話の時点で私は退職手続きを終えており、つまり退職日が決まっておりました。

従って、この班長にできるのはこうして巧みに私に有給の使用を自粛させるのみです。

 

状況が有利だと判断した私はささやかな報復のためにばっくれを決意し、決行に向けて準備を始めました。

 

 

 ばっくれる準備

 

決行日までは3週間ほど時間があり、幸い寮と実家は電車で行ける距離なので荷物の運搬は簡単に行うことができました。決意してから1週間ほどで、今すぐ部屋をもぬけの殻にして出て行ける状態になっていたと思います。

 

1番の問題点は、寮の鍵と保険証をどのように返すかということです。

 

勘違いして頂きたくないのは、私は某自動車メーカーを恨んでいるわけではございません。むしろ、今でも感謝の気持ちで一杯です。

気に入らなかったのは、自分たちの気持ちの良い・都合の良いローカルルールを作り、立場の弱い従業員に嫌がらせまがいな行為を行っていた正規従業員たちです。

 

ですから、鍵と保険証は確実に返す必要がありました。

保険証は、最終出勤日に班長に手渡すルールになっていましたが、ご存知の通りそこには1週間ほど齟齬があるので直接渡すのは不可能です。

従って、ばっくれ決行日のタイミングで郵便で送ることにしました。

後で任意継続の書類も来たので、問題なく届いたと思います。 

 

鍵については、会社が委託している管理人(管理会社)に直接渡す必要があり、会社に送ると多大な迷惑になることが予想されました。

さらに、これは退職日かその次の日に行うように指示されていたので、ばっくれ決行後に寮に戻らなくてはいけないのは確定のようです。

 

ここで恐れていたのは、班長&ヤンキー社員の襲撃です。

私の部署には、会話が通じない、ヤンキー社員が数名おりました。私は文句ひとつ言わずに働いていましたが、飲み会の参加を拒否し、昼食を決して一緒に取らない私を快く思っていなかった節があります。

さらに、寮の部屋番号も割れていたので、ばっくれると知りや怒り狂って襲撃してくる可能性がありました。

これに対しては、シンプルに彼らが働いている時間帯に寮に来訪することで回避しました。

(「ばっくれ→1週間実家→月曜の午後鍵返却」という時系列です。)

 

後で知ったことですが、班長はこの寮にも鬼電していたようです。

管理人のおじさんは興味なさそうで咎めたりしてきませんでしたが。

 

決行日の時系列

 

決行日、私は午前中勤務することになっておりました。

普通に、会社手配の通勤バスに乗って移動しました。なぜなら、その方が実家が近いからです。

 

そのまま、皆がバス停から会社へ向かうのを尻目に、私は駅に向かいました。

電車に乗り込んですぐ、班長と副班長の電話番号を着拒すると、乗り換えた駅でダークモカチップフラペチーノを購入しました。

 

その日の午前中は謎の番号から電話がいくつかかかってきましたが、全て無視して銭湯に浸かってから実家に帰りました。

 

1ヶ月後、会社から届いた書類を見ると、有給は全て消費されていることが確認できました。一度も口撃・暴力を受けることなく鮮やかに成し遂げたのです。

 

まとめ

 

ここまで読んで頂いて、不快に思われた方もいると存じます。

私は社会不適合者で、できれば社会とは関わりたくないし、社会もそれほど私の労働力を求めていません。従って、両者の最大公約数的な幸福の為には、セミリタイアをする必要があります。

 

また、大企業で働いて、解雇不可能な、しかも社内政治にしか精を出さない生産性の低い年収800万以上の従業員が少なくないことをこの目で見てきました。

今後、日本の自動車株を買うことはないと思います。ヘイトも入ってしまいますが、会社は従業員を保護する(本意ではないが組合や世間の目からそうせざる負えない)ので、彼らの肥やしになるのは目に見えているからです。

 

見苦しい文章ですが、読んで頂いてありがとうございました。